マンションはペット可 でも無駄吠えの苦情はありませんか?

以前は、「マンション住まいだからペットを飼うのは無理」が当たり前でしたが、最近では80%を越える集合住宅(マンション)はペット可になっているそうです。マンションを買い、そのマンションがペット可なら、次に買うのはワンちゃんだそうです。今までの日本では、犬は外でつないで飼う、というのが主流でしたが、最近は「外飼いのワンちゃん」をあまり見なくなってきましたね。ほとんどのワンちゃんは家の中で暮らしているのです。それも集合住宅がとても多いのです。

私(バークバスターズセラピスト)がお伺いするご家庭も、9割が集合住宅に住んでいるワンちゃんのご家庭です。そこで・・・、今日はこの集合住宅での無駄吠えに関してお話します。
私達がワンちゃんのしつけをする問題行動で非常に多いのが「無駄吠え」です。その「無駄吠え」でもダントツに多いのが、ドアのチャイムや外の物音に吠えると言う問題です。集合住宅に住んでいるワンちゃんが、ドアのチャイムや来客や廊下を歩く靴音に吠えていれば、ご近所の方は必ず気が付きます。気が付くだけならいいのですが、ワンちゃんの無駄吠えが耳についてくれば、ご近所間のトラブルに発展することが多いのです。

私がお伺いしたあるご家庭には「分離不安」のワンちゃんがいました。「分離不安」というのは、飼い主の方が家にいない時に、犬が不安になってかなり長く吠えてしまうという問題行動です。ある日、この飼い主が出かけて、家に帰って来た時に玄関のドアに匿名の手紙が貼られていたそうです。そこには「飼い主が居ない間に犬が吠えていてうるさい!」という苦情の文面がつづられていたそうです。匿名でどなたが書いたのかわからないということもあり、その方は怖くなってきたそうです。そこで私がお伺いすることになりました。

飼い主の方の努力もあり、今ではその分離不安症の問題行動はなくなり、ほっとしたと言う飼主さん。

一軒家では大丈夫なことでも、集合住宅だから問題になってしまうこともあるのです。

これはほんの一例で、「自分の犬が吠えて、どうしていいかわからない。」「ご近所でうるさい犬がいるんだけど、文句を言いたくても言えない」という方もきっと多くいらっしゃると思います。飼い主の方がストレスを受けるだけではなく、ご近所の方たちのストレスになっている可能性も大です。そして・・・、ワンちゃんにもストレスがあるのです。ワンちゃんはストレスを受けているから吠えるのです。犬という動物は「吠えたり咬んだりする動物だ」と、言う方もいますが、それは違います。犬という動物は、ストレスがあるからこそ咬んだり吠えたりするのです。そのストレスを取り除く事ができるは、飼い主の方しかいないのです。

私達バークバスターズは、直接ワンちゃんたちのしつけをしません。ワンちゃんをしつけるのは飼い主さんなのです。飼い主さんがご自身でしつけをしていただくことにより、ワンちゃんは飼い主さんが尊敬できる強いリーダーだとみなし、今まで吠えていた事を止めるのです。吠えるのを止めるだけではなく、飼い主が守ってくれるという安心感からストレスのない生活を送ることができます。

これこそが、私達のモットーである『ハッピードッグ=ハッピーファミリー』 なのです。