「問題行動の犬からおりこうな犬への大変身!コンテスト」の結果発表とレッスンでの様子をご報告します。

2008年11月に神奈川県相模原市にある、アテナ動物病院さんとペットプラスさんのご協力で、「問題行動の犬からおりこうな犬への大変身!コンテスト」を行いました。いろいろな問題行動のあるワンちゃんの応募がありました。その中から、飼い主さんを一番困らせているワンちゃんが優勝者(犬?)となり、そのワンちゃんの飼い主さんにバークバスターズの一生涯保障が付いたレッスンが無料で贈られました。

その結果をここで発表いたします。

優勝者(犬)

神奈川県相模原市にお住まいの2歳男の子の柴犬、ポメットくんに決定いたしました。ポメット君は、飼い主のお嬢さんの顔と手を2回も咬んでしまいました。ご飯をあげようとしているお母さんも咬んだことがあります。ご近所の優しそうな女性も一度咬みました。テレビのリモコンは既に4つも壊していました。ドアのノックや来客なんかは大嫌いで吠えます。お母さんが台所に立つ時も、鼻の上にしわを寄せて唸ります。

隣が公園なので小さい子供達がたくさん集まってきます。子供の声や、ボールの音も大嫌い。お散歩では、嫌いなワンちゃんが来たのでパパが「行こう」と促すと、パパの足をガブッ。などなど、いろいろな事で飼い主さんを困らせていたポメットくんでした。

レッスンの様子

お伺いした時は、私(バークバスターズのセラピスト)のことを追い払おうとしてポメットくんは唸って吠えてきました。大きめのサークルの中に入れた後も、私に向かって吠えていました。奥様が立ち上がって台所に行こうとした時も、怖い顔をして唸って吠え始めました。まず、飼い主さんがポメットくんから見て強い信頼されるリーダーとならなければいけません。今は飼い主さんがポメットくんから見て弱いと思われているので、来客(外敵)が来た時に「僕が強いんだから、僕がそいつを追っ払ってあげるね。」と必要のないお仕事をしているのです。また、自分の強さを示すために群れのメンバーに唸って咬むマネをすることもあります。(犬より動作が遅い人間は、どうしても咬まれてしまいます。)奥様が唸られるのはその理由からです。ポメットくんから見て強いと思われるために、「どんな事はして良くて、どんな事はしてはダメなのか」、ということをポメットくんがしっかりと理解できるように飼い主さんが伝える方法を私がご指導させていただき、それを実践していただきました。その日何度か練習を繰り返すうちに、ポメットくんは私の方を見ることさえしなくなりました。群れの中に敵であるはずの私が居るのに、ポメットくんは飼い主さんしか見なくなったのです。また奥様が台所に立たれた時も、怖い顔をすることもなくなりました。自分の方が強いと思い込んでいたポメットくんでしたが、飼い主さんの方が自分よりも強かったことに気が付いたのです。

このように、ワンちゃんのしつけはワンちゃんが変わるのではなく、飼い主さんが変わって初めてワンちゃんが変わるのです。一度目のレッスンの数週間後にお電話したところ、ポメットくんの攻撃性がほとんどなくなり、自分が下の位置に居ることがわかってきたようだ、と飼い主さんは喜んでいらっしゃいました。飼い主さんのポメットくんへの愛情もこれでもっと増すでしょうし、ポメットくんも今までしていた不必要なお仕事をしなくてよくなり、強い飼い主の元、安心して暮らせるようになったでしょう。またお互いにハッピーな人生を送れ、もっと良い関係になることができたと思います。

このように、本当に困っている飼い主さん、しなくても良い仕事をさせられているワンちゃん、今すぐバークバスターズにお電話ください。また、「このようなコンテストを試してみたい」と思われる獣医の先生、ペットショップさん、トリマーさん、バークバスターズまでご連絡ください。

私達バークバスターズのモットーは「ハッピードッグ=ハッピーファミリー」です。これからも一軒でもこのようなご家庭を増やすお手伝いをしていきたいと思います。