ワンちゃんが飼い主さんを噛む原因は大きく分けて2つあります。1つはワンちゃんがトラウマがあったり、怖がりなワンちゃんです。小さい頃の怖かったことや痛かったことはトラウマとなります。怖がりなワンちゃんは色々なことが怖いと思うので、パニックになって噛むこともあります。このタイプのワンちゃんの気が小さい性格は生まれ持ったものなので、今後も同じ性格のままです。変わらなければいけないのはワンちゃんではなく飼い主さんです。飼い主さんが強くなってあげて、ワンちゃんを安心させてあげることができれば、気が小さいワンちゃんであったとしても安心して生活ができるからです。もう1つは、自分の強さをアピールするために噛みます。この問題を解消するためには飼い主さんがリーダーになることです。そうするとワンちゃんがリーダーとして頑張って自分の強さをアピールするために噛む必要がなくなります。
ツンくんの飼い主さん、田中さんはとっても困っていらっしゃいました。ツンくんがひどく田中さんを噛むからです。私が初日に伺った時は、私もとても怖かったです。ツンは怖い顔をして私の顔をじっと見つめて、ピンと立った尻尾をピリピリとずっと振っていたのを今でも思い出します。それが、この写真にあるように優しい、とても穏やかな顔のツンくんになっているのを見て私は涙が出てきました。田中さんのコメントを下に記します。川添
川添先生
最後のレッスンから半年余りが経ちました。大へんご無沙汰しておりますがお元気でしょうか?
あれからツンは、日を追うごとに扱いやすくなり、攻撃してくることもほぼ無くなってきました。
階段もバー!でゆっくり降りるようになり、以前のように恐怖を感じることもなくなりました。
階段を降りるとツンは自らお座りをして、マナーベルトを着けさせるようになり、雨の日にはコートも着せられるようになりました。以前のツンはコートを着せようとすると唸り、私の手に歯を立ててきました。それなのでコートを諦めて散歩へ。帰宅してタオルで拭いてあげようとするとタオルを噛み、それを取ろうとする私の手を噛む。気に入らないと、とにかく噛む!恐ろしいほどの犬でした。
昨年の今頃はそんなツンに日々悩まされ、散歩へ行くのも家にいるのも恐怖でした。先生のレッスンを受けて「犬のやることには必ず意味がある」ということを教えていただき、ツンの表情や動作をよく見て接していくうちに恐怖が薄れてきました。昨年はお花見から帰宅し「楽しかったねー」とサークル内に伏せていたツンの背中を撫でた途端にガブリ!と腕を噛まれ、離そうと腕を上げたらその腕にぶら下がってツンが出てきた!今年はどうかなぁ?と少し構えていましたが大丈夫でした。「花見のトラウマ」、克服できました(笑)。お弁当を食べる時も昨年より大人しく言うことを聞いて待っていました。まだまだ癇癪玉のようなところもありますが、おかさまでここまでになりました。
ツンは年明けから精神安定剤も使っていません。そして私は長靴、タスキ、防刃スリーブから解放されました。先生、本当にほんとうにありがとうございます。これからも毎日バー!でツンと元気に楽しくやっていこうと思っています。お体に気を付けてお過ごしください。
田中葵&ツン
2回目のメール
川添先生
返信ありがとうございました。先生のメールを拝読し私も涙が出そうになりました。正直なところ何度か諦めそうになったこともありましたが、そんな時は初めてのレッスンで作っていただいたツンの為のオリジナルトレーニングメニューを読み返したり、バークバスターズのホームページを見たりして、何とかここまでやってこられました。先生の「いつか必ず光が見えてきますから‼」というお言葉に本当に救われました。私のように犬に悩まされている方々は沢山いると思います。どうぞホームページに使ってください。ツンのご開帳~(笑)ポーズ、そして今朝の散歩での写真を添付します。放棄される犬たちが0になる日がくることを願っています。先生、お忙しいと思いますが、くれぐれもお体に気を付けてお過ごしくださいませ。
我が家に来たばかりのモモはやんちゃでしたが、とてもよい子でした。どこでどうなったのか次第に関係が壊れ、凶暴な性格になってしまいました。
何度も噛まれ、(二人で30針以上噛まれました)家にいる事が怖い時期もありました。
困り果て、どうしていいかわからなかった時に川添さんと出会い、訓練ののち、私にある種の服従の態度を示してくれた時の感動は忘れません。
あきらめず教えていただいた訓練と食事作り、共に遊びとやっていくうちに少しずつ信頼関係が回復し、お互いにリラックスして過ごせる時間が持てるようになりました。
先日15歳で息を引き取ったのですが、ここ数年は穏やかな良い関係で楽しい時間の毎日でした。
いろんな葛藤がありましたが、今は感謝の気持ちでいっぱいです。
横浜市 シャーペイのママより
咬むワンちゃんを飼っていらっしゃる方は、このお客さまのコメントをどうぞ読んでみて下さい。当時6歳のラブラドールちゃんです。大きなラブちゃんが他の犬に咬まれたことなどをきっかけに、飼い主の方をかなりひどく咬むようになりました。一旦あきらめかけた飼い主の方が、もう一度!とバークバスターズにお電話をしていらっしゃいました。当時はとても攻撃的になっていましたが、今は落ち着いて生活を送られています。咬むからと、どうぞあきらめないでください。とりあえず、私達にお電話を下さい。(横浜担当川添)
お久しぶりです。お元気でいらっしゃいますか?すっかりご無沙汰していまいました。その後の様子をと思いメールしました。今は平和にしております。お正月にノーリードでリビングで自由にさせたいと思いご指導方法をお聞きしたのですがその直後に私が仕事が決まり忙しくなってしまいリビングへの訓練ができないまま半年が過ぎてしまいました。先日犬好きな友達がうちの犬の悪さを聞いてぜひ会ってみたいと我が家に遊びに来ました。どんな反応をするかと友達の前でゲージから出したら部屋は走り回るし友達に飛び掛るし、でもしばらくしたら落ち着き和室から出てきそうになった時「バァ~」と叱ったら出てこなく和室で気を引こうと悪さをしようとした時に「バァ~」と言っておもちゃにしていたペットボトルを取っても怒りませんでした。たしかに最初は暴れたけど思ったより落ち着くのは早かったし こちらの指示を聞いたのでちょっとびっくりしました。
その数日後別の友達にも来てもらったのですがその時はリードをつけて私の近くにダウンさせていたら大人しくしていました。別の日に今度は犬を飼ってる友人宅に訪問しました。その時のゆったりと寝転んでる犬の姿をみたら私も犬とのこんな生活をしてみたい。もしかしたら少し落ち着いてるし訓練したら実現できるかもと翌日から思い切って留守居以外はノーリードにしてみることにしました。そしたら最初の数日はゲージから出すと走りまわったりしましたが、しばらくするとそれも少なくなり(留守時間が長いとどうしても最初にリビングを2・3周します)落ち着くとのそのそと誰かの後をついて歩いたり誰かの近くで寝ています。寝る時間になると自分から和室に戻りゲージかマットの上で寝ます。リビングに犬がいるっていいものですね。留守中の嫌がらせもゲージで過ごしてるのでなくなりました。一度だけウンチをされましたが、その日は朝からお腹の調子が悪かったからかもしれません。お腹が悪くなることはよくあり、朝方にトイレとそわそわしクンクンと起こされるがあります。
マズルはつけたままです。油断してまた何かが起こったら困るのでこれからもつけたままにします。かわいそうですがその方がお互いにいい関係でいられるので・・・・・今はお耳の垂れたかわいいお顔をしているのですがやはりあの時の怖さが私にはまだ残っているんです。
1年半前うちの犬をもう飼えないと処分を考えてる時にバークバスターズを知り、川添さんに現状をお話した時、はじめてうちの犬の状況を理解していただき希望を持たせていただきました。 うちの犬の味方をしてくれたのは川添さんだけでした。そして最後にもう一度だけ訓練してみてみようと思わせてくれました。うちの犬の命の恩人です。本当にありがとうございました。うちの犬が一番の問題犬だったんではないですか。正直まだまだうちの犬には良くなってほしいところはありますが(娘の友人達が1階で大騒ぎをしても大人しくしていられるとか・・・大騒ぎさえしなければ吠えることはありません。物音への反応は鈍くなってます)昔のことを思えばかわいいものです。日々訓練を忘れずに仲良く生活して行きたいと思ってます。リビングへの来客時にも最初から大人しくしてくれたら最高です。また何か困ったことができたらご相談させてください。
神奈川県横浜市6歳ラブラドールのママ